問題意識が希薄すぎないか
このサイトをご覧になっている方は、パワハラという問題について、実際に今直面しているか、あるいはそのリスクをお感じになっていると思います。そのような状況にあるあなたの職場は、おそらくパワハラに対する問題意識が極めて希薄であるか、あるいは、形式的な対応をしたことで十分であると考えるているのかもしれません。
状況を理解できない経営者ほど動揺が激しい
このサイトに対してご相談頂く段階で、すでに会社側に何らかの解決を求めているか、あるいは問題であると感じつつ会社については何も言えないという方も相当あるわけですが、いずれにしても、今の状況で会社が何らかの適切な対応をしていれば、平穏に解決ができる可能性が極めて高いものです。にもかかわらず、会社からご相談頂くタイミングはあまりに遅すぎる傾向が顕著です。深刻な状況になっているにもかかわらず、そのリスクを理解することができない経営者も少なくありません。トラブルは起こってしまってから対処すればいい、何とかなる、などと思っているようですが、そうした方が実際に大きなトラブルに直面すると、その動揺も激しく、なぜこんなことになるんだ、晴天の霹靂だ、といった言葉を漏らします。
パワハラはどこでも起こるトラブル
しかし冷静に職場の状況を見つめていれば、突然の事故でも、晴天の霹靂でもなく、事態は徐々に深刻になっていっていたことが分かります。うちの会社にはトラブルなどあるはずがない、関係のない話、という先入観が平穏な解決のチャンスを見逃すことになります。パワハラはあるゆる職場で起こり得るトラブルです。つまり、パワハラの発生しない職場はない、ということです。
今何をすべきか
何かをしなければならないのではないか、という思いでこのサイトをご覧になっている人事労務のご担当者の方は、まず、現状の問題が招くであろう最悪の事態を想起することが重要です。その上で、その状況を回避するためには、今何をすべきなのか、何ができるのか、を具体的に検討し、実行することが、今すぐにすべきことではないかと考えます。